秩父夜祭バスツアー
秩父夜祭バスツアー

『秩父夜祭』の見所

『秩父夜祭』の特徴

秩父夜祭は12月1日から6日に開催される秩父神社の例大祭です。秩父夜祭は京都祇園祭・飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭りのひとつに数えられています。
2日が宵宮、3日がメインの大祭となります。軽快なお囃子にのって、10t~20tにもなる計6基の山車が巡行し、冬花火が空に上がります。
山車は午後7時に秩父神社を出発し、約1キロメートル南にある御旅所へ向かいます。
色とりどりの冬花火が打ち上がる中、山車は進み、クライマックス傾斜25度の団子坂(※)の難所を迎えます。 御旅所に到着して巡行は終了となります。

『秩父夜祭』をもっと知るためのキーワード

御旅所 秩父神社を出発した山車の最終到着地点。目的地。
団子坂(だんござか) 秩父神社を出発した山車が御旅所に到着する手前の最大の難所。傾斜25度の坂で山車を一気に曳き上げるので、非常な危険が伴います。
昭和40年には団子坂曳き上げの祭に曳き手が轢かれて死亡する事故も発生しています。
このような事故を受けて、3日の団子坂周辺は特に厳重な警備がされていて、見物の方が近づく事は難しくなっております。
その点ご理解を頂き、団子坂での鑑賞を希望される場合には事前に各自観覧席を確保されるのがおすすめです。
山車(だし) 笠鉾(かさほこ)2基と屋台(やたい)4基で構成されています。 それぞれに特色のある美しい作りとなっており、見比べるのも秩父夜祭の大きな楽しみのひとつとなっています。
笠鉾は中近(なかちか)と下郷(したごう)の2基で神霊の憑代としての要素を備えています。
以前は花笠がついていましたが、大正3年に順路に電線が設置された等の事情で外され、屋台姿での巡行となっています。
ギリ廻し 山車を方向転換する事。ハンドルが無い為、「ぎり棒」という棒を二本使って方向転換を行います。
後輪をテコ棒で持ち上げ、そこにギリ棒を差し込んで山車を浮かせ、掛け声と共に方向転換をします。
屋根に人を乗せたままの20t近い山車の方向転換は、観客から思わず声がもれる程迫力満点です。
妙見(みょうけん)さま 秩父夜祭の別名。秩父神社の女神「妙見さま」武甲山の男神・竜神様が年一度に逢瀬を楽しむために行われるのが、秩父夜祭と言われています。
龍神様の正妻のお諏訪様のご機嫌を損ねない為に12月2日には諏訪神社の前で祝詞があげられます。
通常、にぎやかな屋台もこの諏訪神社の近くを通る時だけは静かに通り過ぎるという面白いエピソードもあります。