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ワイナリー
ワイナリーバスツアー
ワイナリーバスツアー

ワイナリーバスツアー

極めて歴史の古い酒である「ワイン」。新石器時代には醸造がはじまったと言われています。
日本では明治時代にはワインが作られはじめ、近年大幅に品質が向上し、世界的にも評価される様になっています。日本各地にあるワイナリーに出かけてみませんか?

ワイナリーツアーラインナップ

ワインって?

主としてぶどうの果汁を発酵させたアルコール飲料です。
紀元前5000年ころ古代オリエントでワイン造りが始まり、ローマ帝国の領土拡大やキリスト教の普及と共にヨーロッパへ広まります。16世紀の大公開時代にはヨーロッパから新世界へとワインが広まります。

ワインの種類

赤ワイン…黒ぶどうの実を皮や種ごと発酵させて作ります。果皮に赤い色素が含まれているため、ワインの色を赤くしています。種に含まれるタンニンという成分によって赤ワイン特有の渋味がでます。
白ワイン…ぶどうの皮を取り除き、果汁のみを使って作ります。果皮を取り除いて発酵させてるため、色は薄く、透明な物になります。
ロゼワイン…赤ワインと同様に黒ぶどうの果汁を使用し、発酵途中で果皮を取り出します。これにより、赤と白の中間色のワインに仕上がります。

日本ワインって?

日本国内で生産されたワインには「日本ワイン」と「国産ワイン」の2種類があります。
【国産ブドウを100%使用】して、【国内製造】する事が「日本ワイン」というブランドを名乗るためのルール。「国産ワイン」は海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内で製造されたものです。
この区分は、2015年に「日本ワインを世界に適用するブランドにしていこう」という政府の方針で、国税庁が定めたルールです。
ワインラベル表示のルールも細かく定められました。
「日本ワイン」に限り、条件を満たせた地名(ワインの産地名、ブドウの収穫地名、醸造地名)、ブドウの品種名、ブドウの収穫年を表示する事ができます。

日本でのワインの歴史

日本にワインが初めて伝わったのは室町時代。珍蛇(チンタ)というお酒を飲んだ記述が、「後法興院記」に残っています。
1549年には鹿児島に訪れた宣教師フランシスコ・ザビエルが地域の大名にワインを献上していたとの記録も残っています。
明治時代になると、日本の近代化が急速に進み、殖産興業の一環として、ぶどうの栽培・ワイン醸造を明治政府が奨励します。
1870年(明治3年)に山梨県甲府市で山田宥教と詫間憲久が「ぶどう酒共同醸造所」というワイン醸造所を設立し、 甲州種などを用いて、日本で産業として初めて、国産ワインが製造されました。1877年(明治10年)には民間で初めてのワイン醸造所・「大日本山梨葡萄酒会社」(メルシャンの前身)が設立されます。
新潟では、1895年(明治28年)に川上善兵衛が「岩の原葡萄園」を開設。1927年(昭和2年)、マスカット・ベーリーAを始めとする日本の気候に合った独自品種の開発に成功します。川上善兵衛は「日本ワインの父」と呼ばれています。
戦後、日本では急速に欧米化が進み、日本のワイン市場は急速に拡大しました。現在では国際コンクールで入賞する様なワインが日本国内で産み出されています。

各地のワイナリー

2018年の日本ワイナリーアワードにおいて、初めて日本ワインをつくるワイナリーの格付けが発表されました。
今年2019年は2回目の日本ワイナリーアワード。多くの銘柄・ヴィンテージにおいて傑出した品質のワインを生み出すとして、15のワイナリーが5つ星を受賞しました。

登美の丘

サントリー登美の丘ワイナリー
(山梨県)

南に富士山を仰ぎ、眼下に甲府盆地を望む土地に広がる自家ぶどう園で、100年以上の歴史を持つ、日本を代表する老舗ワイナリーです。
良質なぶどう栽培に求められる「雨が少ないこと」「日照時間が長いこと」「昼夜の寒暖差があること」…すべての条件を満たすぶどうの理想郷で土壌づくりから徹底してぶどうが栽培されています。代表銘柄の「登美の丘」は、ANAの国際線ファーストクラスで提供されるほどの高品質。日本ワイナリーアワードでは2年連続5つ星を受賞しています。

代表的な銘柄
登美の丘・赤
(エレガントな果実の香りとふくよかな味わいが魅力)

シャトーメルシャン

シャトーメルシャン
(山梨県)

日本最古の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするシャトー・メルシャン。
「良いワインとはその土地の気候・風土・生産者によって育まれるブドウの個性を、素直に表現したものである」という信念の基、日本のワインでしか表現できない個性を追求しています。たどりついたのが「フィネス&エレガンス」(調和のとれた上品な味わい)というスタイルです。
日本ワイナリーアワードでは2年連続5つ星を受賞しています。

代表的な銘柄
萌黄・白
(爽やかさとふくよかさを合わせ持つ辛口の白ワイン)

高畠ワイナリー

高畠ワイナリー
(山形県)

1990年、全国でも屈指のぶどうの産地である高畠町に創設されました。
「高畠ワイナリー100年構想」という目標を掲げ、地元産のぶどうにこだわって日々醸造を行っています。風通しをよくし、病害虫の発生を抑える「サイドレス方式」の採用や、完熟するまでじっくり待って収穫するなど独自の方法でぶどうを育てています。
日本ワイナリーアワードでは2年連続5つ星を受賞しています。

代表的な銘柄
嘉(よし)・スパークリング
(果実の旨味と、それに伴う爽やかな酸が特徴)

日本ワインに使われるぶどうの品種

甲州

甲州

奈良時代に日本に伝わったとされる、日本の固有品種。
果皮は赤みを帯びていますが、白ワインの品種として使われます。
柑橘系の控えめな香りがし、味わいは酸味・果実味ともに繊細な日本らしい品種です。
主な産地は山梨県。日本で栽培される総量の95%が生産されています。


マスカット・ベーリーA

マスカット・ベーリーA

新潟県でワインの父と言われる川上善兵衛氏によって作り出された日本固有の品種。
アメリカ系のベーリー種とヨーロッパ系のマスカット・ハンブルク種を交配して作られました。
フォクシー・フレーバーという独特の香りを持ちます。
ボディは軽い物が多いですが、樽で熟成したものには凝縮感や複雑みを感じる事ができます。
主な産地は山形県、島根県、岡山県。


ブラッククイーン

川上善兵衛氏によって1927年にベイリー種とゴールデン・クイーン種を交配して開発されました。
濃い黒紫色の果皮を持ち、非常に色が濃く、豊かな酸味となめらかなタンニンが特徴のボリュームある辛口の赤ワインが造られます。
主な産地は新潟県、長野県、山梨県。