現存する日本最古のリゾートクラシックホテル『日光金谷ホテル』 その魅力にせまる!

2021年4月27日※2023年6月29日更新 日光・鬼怒川 食べる

日光金谷ホテル

『日光金谷ホテル』は1873年(明治6年)に日光東照宮の楽師金谷善一郎によって開業した「現存する日本最古のリゾートクラシックホテル」です。
2023年に開業150周年を迎えた由緒正しき歴史あるホテルです。イザベラ・バードやアインシュタイン博士、ヘレン・ケラーなど錚々たる著名な人々が滞在した事があるホテルでもあります。
ここでは『日光金谷ホテル』のランチや、見どころを一挙にご紹介します!

1.日光金谷ホテルの歴史

日光金谷ホテルの歴史

写真/PIXTA

日光金谷ホテルは、日光東照宮の楽師であった金谷善一郎が自宅を改築し、外国人向けの民宿として「金谷カッテージ・イン」を開業したのが始まりです。
善一郎にホテル開業を進めたのが、ヘボン式ローマ字を考案したJ.C.ヘップバーン(ヘボン)博士。
1878年(明治11年)には、ヘボン博士の紹介によって「金谷カッテージ・イン」を訪れたイザベラ・バード女史の著作「日本奥地紀行」や、在日英字新聞でホテルが紹介されます。
1893年(明治26年)に2階建ての日光金谷ホテルとして、現在の位置での営業を開始します。
1902年(明治35年)に栃木県で最初に電話に加入。県庁よりも早い加入だったそうです。
その後も、1908年(明治42年)に自家用水力発電所の設置や、1911年(明治45年)には外国製洗濯機を取り入れての洗濯場の設置、大正時代に入ってからはボイラーの設置による給湯と暖房設備の導入など、常に時代の先端を行く技術を取り入れ続けます。
2007年には近代化産業遺産に認定され、多くの人に愛されるホテルとして現在に続いています。

2.日光金谷ホテルのおススメグルメ~百年ライスカレーから虹鱒のソテー金谷風まで~

食事イメージ

食事イメージ 写真/PIXTA

クラフトラウンジ

日光金谷ホテルのクラフトラウンジでは、「百年ライスカレー」が味わえます。
2003年に金谷ホテルの蔵の中から発見された大正時代のレシピを再現したカレーだそうです。

店舗名 ■クラフトラウンジ
場所 本館1階
営業時間 軽食…11:30~15:00(L.O.)
喫茶…11:30~16:00(L.O.)16:30クローズ

※2021年1月12日より当面の間休業予定。「百年ライスカレー」は本館2階メインダイニングルームで食べる事ができます。
詳しくはHPなどでご確認ください。


■メインダイニングルーム

メインダイニングルームでは、金谷ホテル伝統のフランス料理を食べる事ができます。「虹鱒のソテー金谷風」や「大正コロッケット」など昔から続くメニューを味わう事ができます。

場所 本館2階
営業時間 朝食…7:30~9:30(L.O.)
ランチ…11:30~14:30(L.O.)
ディナー…18:00~20:00(L.O.)

3.日光金谷ホテルの著名な来賓たち

日光金谷ホテルの著名な来賓

写真/PIXTA

歴史ある日光金谷ホテル。錚々たる著名人が宿泊した事でも有名です。
「日本奥地紀行」で、日本を世界に紹介いたイザベラ・バードや、日本の近代化に大きな影響を与えたヘボン博士など多くの著名人が日光金谷ホテルを訪れています。
明治24年から残る宿帳には歴史に名を連ねる人々のサインが残っており、今でも本館1階ロビーの展示コーナーで見る事ができます。

1908年11月10日 新渡戸稲造、メアリー夫人
1922年12月4日 アルベルト・アインシュタイン
1925年8月13日 白洲次郎
1931年11月4日 ルー・ゲーリッグ
1937年7月5日 ヘレン・ケラー、アン・サリバン
1946年 アイゼンハワー
1953年9月10日 湯川秀樹
1957年10月17日 インディラ・ガンジー
1958年4月15日 吉田茂

※宿帳のサインより抜粋

4.日光金谷ホテルのおススメ土産~金谷ホテルベーカリー~

お土産イメージ

お土産イメージ 写真/PIXTA

金谷ホテルベーカリーのパンは厳選された良質の素材と日光の名水から生まれます。
代表的なパンは「ロイヤルブレッド」。きめ細やかな生地が特徴です。
「金谷マイルドカレー」も人気。スパイスがビリッと聞いた味で、油で揚げていないヘルシーなカレーパンです。
日光金谷ホテルの1階や日光金谷ホテルから車で5分のカッテジイン・レストラン&ベーカリー、道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣などで購入可能です。

店舗名 カッテジイン・レストラン&ベーカリー
住所 〒321-1434 栃木県日光市本町1-25
TEL 0288-50-1873
営業時間 9:00~17:00
定休日 3~11月:無休
12~3月:月2~4回休業日あり
アクセス JR日光線「日光駅」、東武日光線「東武日光駅」より東武バス「湯元温泉」「中禅寺温泉」行きバスで「金谷ホテル歴史館バス停」下車。徒歩0分。
日光宇都宮道路「日光IC」より車で約8分。
公式HP https://nikko-kanaya-history.jp/cottage-inn-restaurant/

5.日光金谷ホテルへのアクセスと基本情報

東武日光線「東武日光駅」

写真/PIXTA

〇公共交通機関
・東武日光線「東武日光駅」よりシャトルバスで約10分。
※浅草駅より東武日光駅まで特急けごん号利用で107分、宇都宮駅より日光駅までJR日光線普通列車で43分。(JR日光駅より東武日光駅まで徒歩3分)

〇マイカー・レンタカー
・日光宇都宮道路「日光IC」より国道119号線経由で約7分。
(首都高速6号向島線「箱崎IC」より約125分、東北自動車道「宇都宮IC」より約25分)

〇日帰りバスツアー
「自分で行くのは大変」という方には日帰りバスツアーもオススメです。バスツアーなら一日で効率よく観光地をめぐる事ができます!

施設名 日光金谷ホテル
住所 〒321-1401 栃木県日光市上鉢石町1300
TEL 028-854-0001
公式HP https://www.kanayahotel.co.jp/nkh/

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