「明治神宮御苑」は明治神宮御社殿の南側に広がる庭園です。江戸時代には加藤家や井伊家の下屋敷の庭園でしたが、明治時代に宮内庁に買い上げられ、南豊島御料地と呼ばれていました。
明治天皇が体の弱かった昭憲皇太后の為に遊歩庭園として、整備をした場所です。
明治神宮の場所が現在の位置に決められたのはこの「御苑」があるのが大きな理由のひとつです。
■清正井(きよまさのいど)
毎分60ℓの水が湧き出る井戸で、戦国時代の加藤清が掘ったと言い伝えられています。絶えることなく、大量の水が湧き出る事ことから、「悪い気が浄化され、運気が上がる」と一躍パワースポットとして話題になりました。携帯の待ち受け画面にすると更に効果がアップするとも言われています。
■菖蒲田(しょうぶだ)
もともとは明治天皇が昭憲皇太后の為に花菖蒲を植えたのがはじまりです。
明治神宮創建当時は江戸系の80余種が植えられていましたが、堀切や東京近郊から江戸系の花が集められ、今では150種類1500株の花菖蒲が咲き誇ります。
■隔雲亭(かくうんてい)
明治33年に明治天皇が昭憲皇太后のために建てた休憩所。戦災の為焼失し、現在の建物は昭和33年に再建されたものです。
■南池(なんち)
御社殿の南にある事から名付けられた池。夏には睡蓮やコウホネの花が咲き、晩秋から初冬には渡り鳥が訪れます。水源は「清正井」。
■お釣台
昭憲皇太后が釣りを楽しまれた場所。
入苑料 |
500円 |
営業時間 |
3月~10月 |
9:00~16:30 |
11月~2月 |
9:00~16:00 |
6月 |
8:00~17:00(土日は18:00まで) |
目次
1. 明治神宮の歴史
2. 明治神宮・御苑の見所
3. 鎮守の社って?~「永遠の社」を目指して~
4. 参拝後にほっと一息 CAFÉ「杜のテラス」とCAFÉ「杜のテラス2nd」
5. 明治神宮へのアクセスと基本情報