夏の一大風物詩『隅田川花火大会』の魅力に迫る!

隅田川花火大会

夏のお江戸の風物詩『隅田川花火大会』は、毎年7月最終土曜日に行われ、毎年8月に開催される江戸川区花火大会とともに東京二大花火大会の一つに数えられています。
その歴史はとても古く 隅田川での川開きの花火を起源とすると言われています。花火を見る時の掛け声の「たまやー」「かぎやー」の掛け声は、花火の打ち上げを担当した鍵屋と玉屋が由来。明治維新や第二次世界大戦で一時中断しましたが、1978年に『隅田川花火大会』に名称を変えて復活。現在では100万人近い人々が花火を見に訪れます。
ここでは隅田川花火大会の鑑賞穴場スポットや、よく聞く第一会場第二会場の違いなどを一挙にご紹介します!

1.隅田川花火大会の概要

隅田川花火大会の概要

写真/PIXTA

毎年7月最終土曜日に開催される『隅田川花火大会』。第一会場と第二会場の2カ所で打ち上げられます。
※2021年度はオリンピックや新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、開催時期を10月にする事が決定しました

開催日 2021年10月23日(土)
打ち上げ時間 午後7時~午後8時半
打ち上げ場所 第一会場、第二会場
来場者 100万人

※荒天のため実施できない場合は中止。実施の可否の判断は原則として、当日の午前8時に行う。

2.隅田川花火大会の歴史に迫る

隅田川花火大会の歴史に迫る

写真/PIXTA

江戸時代、隅田川での船遊びが許された納涼花火解禁期間の開始日に、花火師の鍵屋と玉屋が、花火を宣伝する目的で大々的に花火を打ち上げたことに由来します。
途中、明治維新や第二次世界大戦、戦後は交通事情の悪化や、隅田川の臭害によって一時中断した事もありましたが、昭和53年に今日の「隅田川花火大会」の名前で復活し、今年に至っています。

3.隅田川花火大会の第一会場、第二会場って?

隅田川花火大会

第一会場周辺(言問橋) 写真/PIXTA

隅田川花火大では、打ち上げ場所が2カ所用意されています。
第一会場と第二会場では開始時間も花火の打ち上げ数も花火の演目も違います。
ここでは、第一会場と第二会場の違いを徹底解説!会場によって観覧場所も見られる内容も変わるので、しっかり予習しましょう。

第一会場

打ち上げ時間 19:00~20:30
打ち上げ場所 桜橋下流~言問橋上流
花火の打ち上げ数 9,500発(コンクール玉200発を含む)
打ち上げ業者 ㈱ホソヤエンタープライズ
最寄り駅 浅草駅・押上駅・とうきょうスカイツリー駅・曳舟駅

第二会場

打ち上げ時間 19:30~20:30
打ち上げ場所 駒形橋下流~厩橋上流
花火の打ち上げ数 10,500発
打ち上げ業者 ㈱丸玉屋小勝店
最寄り駅 浅草駅・蔵前駅・両国駅・浅草橋駅

第一会場は両国花火ゆかりの業者及び国内の代表的な花火大会において優秀な成績をおさめた業者10社による花火コンクール玉200発を楽しめますが、総打ち上げ数は少なめ。
第二会場は、打ち上げ開始時間が第一会場より遅めですが第一会場より多くの花火を楽しめます。

4.隅田川花火大会の鑑賞スポット

隅田川花火大会の鑑賞スポット

写真/PIXTA

どれくらいの予算で、どれくらいの距離で見たいのかによって鑑賞スポットは変かわります。会場付近での場所取りは禁止されており、歩いて観覧する事になります。
予算があり、花火から近い距離で座ってゆっくり見たいという事であれば、周辺のレストラン、ホテル、屋形船などがおススメ。
予算はないけど、座って見たいという事であれば打ち上げ会場からある程度離れた公園で場所取りをして見るのもおススメです。

予算0円

■歩きながら鑑賞

会場付近の場所取りは禁止されています。

■花火の見える公園から鑑賞

少し会場から距離のある公園なら場所取りも可能!
東白髭公園(第一会場)、大横川親水公園(第一会場)、銅像彫公園(第一会場)などがよく穴場スポットとして知られています。


予算~10,000円

■市民協賛席の抽選に応募

隅田川花火大会では「市民協賛席」が用意されています。葉書で申込みを行い、1グループ1枚のみの申込受付です。席の種類は5種類。昨年度はおおよそ15,000人分の席の募集をする予定でした。一般にあまり知られていないためか、抽選の倍率は3~5倍ともいわれています。


予算30,000円

■屋形船から見る

ゴールデンウィーク明け頃から募集を開始。
混雑せずに、ゆったりと花火を見られる時間を確実に取れるという反面、花火を見るたの場所を確保するため、当日の出発は昼過ぎの設定。
当日は火を使う料理ができないため、料理は弁当など作り置きの物になる事がほとんどという面もあります。

料金 30,000円位

予算30,000円~

■ホテルから見る

会場周辺のホテルから鑑賞する、という手もあります。ホテルによっては、発売開始と同時に即完売というところも。

【THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC】

13階のレストランと14階のテラスが隅田川花火の特等席。13階と14階は宿泊者専用エリアなので、混み合わないです。13階はゆったり座りながら花火を楽しめ、14階は迫力満点の花火を第一会場、第二会場の両方楽しむ事ができます。

料金 21,196円~(朝食なし、2人分の料金)
【浅草ホテル旅籠】

部屋からは花火が見えないので、屋上から花火を鑑賞する事になります。
第二会場の真ん前、距離にして500mという抜群の立地。

料金 12,500円(日帰りプラン展望ラウンジでの鑑賞プラン)
60,000円(セミダブル利用、2人分の料金)
【東武ホテルレバント東京】

第一会場、第二会場両方の花火が見られる上、スカイツリーのライトアップも楽しむ事ができます。

料金 35,000円~(1人分の料金)
【浅草ビューホテル】

20階に展望室があり、そこから花火を見る事ができます。 第一会場と第二会場の両方を見る事の出来る部屋もあります。例年ゴールデンウィーク明けから販売を開始。

料金 59,000円(2人分の料金)

5.隅田川花火大会へのアクセス

東武スカイツリーライン「浅草駅」

写真/PIXTA

〇第一会場
・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩15分。

〇第二会場
・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩5分。
・都営地下鉄浅草線・大江戸線「蔵前駅」より徒歩5分。

退会名 隅田川花火大会
TEL 03-5608-1111(隅田川花火大会実行委員会)
公式HP https://www.sumidagawa-hanabi.com/

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