東京の台所『豊洲市場』の見どころや人気グルメスポットを徹底的にご案内!

2021年1月28日 お台場・豊洲 見る

東京都中央卸売市場・豊洲市場

2018年10月に築地より移転した『東京都中央卸売市場・豊洲市場』。
見学コースやグルメスポットには、多くの観光客が集まる話題の新名所となっています。
施設内には握り寿司の名店が軒を連ねており、ランチ時には新鮮なお寿司を目当てに沢山の方が集まります。そんなグルメスポットを始め、見学コースやアクセス・駐車場情報などご紹介します!

1.築地から豊洲へ~移転まで17年~

築地から豊洲へ

写真/PIXTA

築地市場は、都内に数ある東京都中央卸内市場のうち最も古い歴史を持つ市場でした。
施設の老朽化および狭隘化の問題が非常に深刻で、安全性や品質管理など十分に対応できていない事が要因となり、銀座に近いという立地の良さと土地の広さなどから豊洲が選ばれました。
当初は2014年を目途に移動を検討していましたが、移転先として予定されていた東京ガスの跡地で土壌汚染が発覚。地中から国の環境基準を超える6種類の有害物質が検出され、移転反対運動が起こります。
2016年8月に都知事に就任したばかりの小池百合子都知事が開場を延期する事を表明。18年7月に豊洲の安全宣言を出し、2018年10月11日に豊洲市場が開場します。築地から豊洲への移転が決まってから、実に17年もの月日がかかりました。

2.豊洲市場の特徴

豊洲市場の特徴

写真/PIXTA

豊洲市場は、先々の未来を見据えた首都圏の代表的な市場として、食の安心・安全、効率的な物流の実現など対応できる市場となりました。
今までの築地市場は、開放型施設(壁で囲まれていない)でしたが、豊洲市場は、閉鎖型として造られており商品を高温・雨風の影響から守り、鮮度を保つことが可能となりました。
施設は、青果棟(5街区)・水産仲卸売場棟(6街区)・水産卸売場棟(7街区)で構成されていおり、老舗のお寿司屋さんや中華店・和食店などの飲食店街も軒を連ねています。

3.豊洲市場の楽しみ方~マグロの競りからターレで記念撮影まで~

豊洲市場の楽しみ方

写真/PIXTA

豊洲市場は、マグロをはじめ水産物や野菜が集まる日本の台所です。
人気のマグロの競りの様子が見学できたり、また新鮮な食材を使った料理を提供する飲食店、ここでしか買えないグッズや厳選された食材を販売している専門店などもあり、一般客も楽しめると人気があります。
市場の開場時間は午前5時~午後3時までとなっています。
一般客が入ることができるのは、マグロの競り見学ができる「水産卸売場棟」とそこに直結している「管理施設棟」(7街区)、野菜のせり見学ができる「青果棟」(5街区)、プロ用品の他にお土産も買える「魚がし横丁」も備える「水産仲卸売場棟」(6街区)の3つ。
水産仲卸売場棟と青果棟には一般来場者用に、市場の様子を見られる見学者コースが設置されており、ガラス窓から見下ろす形で見学できます。
市場での荷物運搬に使われる小型運搬車(通称:ターレ)が、水産仲卸売場棟の見学コースに実物が展示してあります。運転部分に乗って写真を撮る事もできるスポットとして人気です。
専門ガイドが案内してくれるツアーもありますので、初めて行くので心配という方は、このツアーに参加するのもいいかもしれません。ツアー申込み等の詳細は豊洲市場ホームページにてご確認ください。 マグロの競りを見学したい場合は、来場前に事前の抽選となります。
競り見学の集合時間は朝5時30分。ゆりかもめの始発に間に合う方か、タクシーで行かないと厳しい時間です。
見学時間は午前5時45分から6時15分までの交代制で、見学デッキからの見学になりますが、ガラス窓には隙間があり、競りを行っている際の掛け声など聞こえてきます。

4.豊洲市場でのお買い物~一般客は入れる?~

豊洲市場でのお買い物

写真/PIXTA

豊洲市場で年末年始の買い物をしたいけど、一般人は入れるのか?という声をよく聞きます。
オープン当初は「一般客NG」だったそうですが、「一般客OK」に変更になったそうです。入れる条件は「買い物目的」。(お土産として買うのは不可)

入場の仕方 水産卸売場棟の北正門で入口の警備員さんに買い物で来た旨を伝えて入ります。
おすすめの時間帯 9:00前後 ※10:00頃にはほとんどのお店が閉まります
服装 床が濡れている事が多いので、すべりづらい歩きやすい靴で

5.豊洲市場人気のランチ5選!

食事イメージ

食事イメージ 写真/PIXTA

豊洲市場は大きく分けて「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」と建物が3つあり、道路を挟んで分かれています。
豊洲市場の飲食店街も3つに分かれており、お寿司を中心に、和食・海鮮丼・天ぷら・洋食・カレー・中華・牛丼店など、多彩なお店が軒を連ねています。
たくさんのお店がありますが、人気店は平日のランチ時11時過ぎでも行列ができていることも。
「確実に市場グルメを味わいたい」という方は、市場で働く人たちが利用することも考えると、9時~10時頃が最もおすすめです。
ここでは人気店の一部をご案内します。
(営業時間等、状況により変更になる場合もあります。各店舗へご確認ください。)

■仲屋

旬の刺身を使った、まぐろ・ウニ・いくらの「海鮮丼」や、蟹がふんだんに乗った「かにのっけ丼」、「まぐろ4種丼」が人気!!
エリア:6街区/水産仲卸売場棟3階
営業時間:午前5時~午後2時
TEL:03-6636-0211

■大江戸

明治42年創業の老舗海鮮丼専門店。厳選した新鮮食材を惜しげもなく使用した「海鮮丼」は40種類以上も用意!
エリア:6街区/水産仲卸売場棟3階
営業時間:午前6時30分~午後3時30分
TEL:03-6633-8012

■大和寿司

2区画の広く明るい店内で入りやすい。ネタは銀座並みだが、値段はリーズナブル!
おすすめは、握り7貫に巻物・味噌汁の「おまかせセット」。
エリア:5街区/青果棟1階
営業時間:午前5時30分~午後1時 TEL:03-6633-0220

■銀座鮨正

銀座5丁目の有名店が豊洲に開店。厳選されたネタを豊富に取り揃え、「おまかせ握り」や「上ばらちらし」が人気。塩で頂く、ふわふわ穴子もくせになりそうな味わいです。
エリア:7街区/管理施設棟3階
営業時間:午前9時~午後5時
TEL:03-5534-8818

■鳥藤

吟味された素材の鶏肉専門卸売直営店。割り下に濃厚水炊きスープを使用し、新鮮な鶏肉を煮込み、半熟トロトロ卵で頂く「特上親子丼」は絶品!!
エリア:6街区/水産仲卸売場棟3階
営業時間:午前7時~午後1時30分
TEL:03-6633-0928

6.豊洲市場へのアクセス

ゆりかもめ「市場前駅」

写真/PIXTA

〇公共交通機関
・新交通ゆりかもめ「市場前駅」より徒歩約1分。

〇駐車場

名称 NPC24H千客万来パーキング
住所 東京都江東区豊洲6-3
収容台数 458台
営業時間 24時間
定休日 年中無休
料金 20分/200円 (最大料金 24時間毎/1500円)
車両制限 高さ 2.1m 幅 1.9m 長さ 5m
詳細 「市場前駅」直結、豊洲市場の目の前。自走式立体駐車場で屋根付き(最上階除く)。

タビメグ[TABIMEGU]

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