札幌の奥座敷と親しまれている歴史ある温泉地 定山渓温泉

2021年1月21日 札幌近郊 泊まる

写真提供/定山渓観光協会

札幌市街から1時間弱と気軽に温泉を楽しむことができる札幌の奥座敷の定山渓温泉は、 年間約240万人が訪れる道内外問わず地名度もあり人気のある温泉地です。 豊平川渓谷沿いに立つホテルは、初夏は新緑、秋は紅葉が楽しむこともできます。

1.定山渓温泉の歴史

美泉定山像 写真提供/定山渓観光協会

定山渓で最も古い記録として残っているのが、 北海道を命名した松浦武四郎が1856年に立寄ったというものです。 その後1866年には岡山県出身の美泉定山というお坊さんがアイヌ人から温泉のことを聞き、 温泉開発に尽力したそうです。 1918年(大正7年)に定山渓鉄道(現在は廃止)が開通すると本格的に行楽地として発展し、 「札幌の奥座敷」と呼ばれるようになりました。 現在では年間約240万人が訪れる、北海道を代表する一大温泉地となりました。

2.定山渓温泉の魅力とは

2-1. 札幌市街から近い

じょうてつバス運行の路線バス 写真提供/定山渓観光協会

札幌市街から近い!

大都市である札幌市をはじめ、小樽市や千歳市など道央圏のいたるところから、 気軽に行くことができる距離感です。 また、札幌駅前からの路線バスも充実しているほか、無料送迎バスを運行しているホテルもあり、 アクセスしやすいのが魅力です。

2-2. 3種類の泉質を満喫することができる

写真提供/定山渓観光協会

3種類の泉質を満喫することができる

定山渓温泉は温泉郷として、定山渓温泉、小金湯温泉、豊平峡温泉の3箇所の温泉から形成されています。 メインの定山渓温泉は、無色透明でまろやかなナトリウム塩化物泉の源泉で、 小金湯温泉は、硫黄の香り漂う単純硫黄泉、 一番山奥にある豊平峡温泉は、美人の湯と知られる重曹泉と小さい範囲で3つのお湯を楽しむことができます。

2-3. 渓谷にホテルが立ち並ぶので景色もよし!

写真提供/定山渓観光協会

渓谷にホテルが立ち並ぶので景色もよし!

定山渓温泉は豊平川上流部の渓谷を挟むような形でホテルが立ち並んでいるため、 客室や大浴場・露天風呂が渓谷に面して作られているホテルや旅館が多いのが特徴です。 移り行く景色をのんびりとみながら過ごせるのも魅力の一つです。

3.いろいろ選べる定山渓の宿

写真提供/定山渓観光協会

定山渓温泉はファミリーで楽しめるリゾートホテルから大人向けの落ち着いた宿まで色々選べます。 ニーズに応じて選ぶことができますので、幅広い年代層にも対応できるのも魅力です。 今回はその中から抜粋して3軒のホテルをご紹介します。

3-1. 大きなプールと自慢のバイキングで楽しめるリゾート「定山渓ビューホテル」

写真提供/定山渓観光協会

定山渓ビューホテル

部屋数が定山渓で一番多い大型ホテルで、 和室から洋室、和洋室までお客様好みで選ぶことができます。
大人も子供も楽しめる北海道最大級のプール施設「水の王国ラグーン」が人気を集めている他、 王道のビュッフェを堪能する「レストラングランシャリオ」での食事も魅力的です。
※2021年2月1日(月)から当面の間、休館となります。詳細は公式HPをご確認ください。

施設名 定山渓ビューホテル
住所 〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東2丁目
TEL 011-598-3339
日帰り入浴 可能
HP https://www.jozankeiview.com/

3-2. 定山渓より少し奥に佇む一軒家の純和風ホテル「奥定山渓温泉 佳松御苑」

奥定山渓温泉 佳松御苑(かしょうぎょえん)

定山渓温泉街から数キロメートル、山奥に一軒家の純和風ホテルです。 全部で23室だけの客室は全て和スイートルームで展望風呂があり、大人の時間をゆっくり過ごすことができます。 食事はイタリアンシェフが枠にとらわれない一皿でおもてなしいたします。

施設名 奥定山渓温泉 佳松御苑
住所 〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓857
TEL 0120-489-485
日帰り入浴 不可
HP https://kashogyoen.jp/

3-3. 温泉街でも歴史と伝統溢れる和風ホテル「鹿の湯・花もみじ」

写真提供/定山渓観光協会

鹿の湯・花もみじ

定山渓温泉街の中でも古い歴史をもつ鹿の湯。 その鹿の湯の名前は1897年に名づけられたものだそうです。 鹿の湯の別館としてグレードの高い和風ホテルと建てられたのが花もみじで、 両館とも何といっても大浴場・露天風呂が魅力です。 スタンダードな鹿の湯とハイグレードな花もみじをその時のシーンで使い分けできるのもいいですね。

施設名 定山渓温泉 鹿の湯
定山渓温泉 花もみじ
住所 〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目32
TEL 011-598-2002
日帰り入浴 可能 ※新型コロナウイルス感染症の影響により時間・内容に変更の場合あり。
HP 鹿の湯 https://shikanoyu.co.jp/shikanoyu/
花もみじ https://shikanoyu.co.jp/hana/

4.小金湯温泉・豊平峡温泉も魅力たっぷり

小金湯温泉 桂不動  写真提供/定山渓観光協会

定山渓温泉のお隣、小金湯温泉と豊平峡温泉も定山渓温泉とは違った泉質のお湯を楽しめます。 3か所ある施設のいずれも日帰り入浴も可能なので、湯めぐりしてみるのもオススメ!

4-1. 湯元 旬の御宿まつの湯

写真提供/定山渓観光協会

湯元 旬の御宿まつの湯

小金湯温泉で1956年(昭和31年)創業の静かで落ち着いた温泉宿。 泉質は定山渓温泉とは違う単純硫黄泉で、やわらかい肌触りと湯冷めしにくいのが特徴です。 客室や露天風呂からは豊平川の清流を眺める事ができ、ゆっくりとお湯を楽しめます。

施設名 湯元 旬の御宿まつの湯
住所 〒061-2274 北海道札幌市南区小金湯24番地
TEL 011-596-2131
日帰り入浴 可能
HP http://www.matsunoyu.co.jp/

4-2. 湯元小金湯

写真提供/定山渓観光協会

湯元小金湯

和モダンがテーマの落着いたしつらえの風光明媚な温泉。 清潔感のある大浴場で単純硫黄泉のお湯を楽しめます。 敷地内には推定樹齢700年の桂の大木がそびえ立っており、訪れる客を出迎えてくれます。

施設名 湯元小金湯
住所 〒061-2274 北海道札幌市南区小金湯25番地
TEL 011-596-2111
日帰り入浴 可能
HP http://koganeyu.jp/

4-3. 豊平峡温泉

写真提供/定山渓観光協会

豊平峡温泉

定山渓温泉のお隣・豊平峡温泉に佇む一軒宿。 全国的にも貴重な源泉"100%"かけ流しの温泉で、加温や加水を一切せずそのままのお湯を湯舟に注いでいます。 石積みの露天風呂は道内最大級の広さを誇り、もちろんこちらも源泉"100%"かけ流しです。 また、温泉施設としては珍しく、本格的なインドカレーを味わうことができるのも魅力です。

施設名 豊平峡温泉
住所 〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓608番地2
TEL 011-598-2410
日帰り入浴 可能
HP http://www.hoheikyo.co.jp/

5.定山渓温泉へのアクセスと基本情報

じょうてつバスが運行する「かっぱライナー号」 写真提供/定山渓観光協会

定山渓温泉へのアクセスは大変充実しています。 札幌駅前から通常の路線バスはもとより、 札幌駅前と定山渓温泉を結ぶ直行バス「かっぱライナー号」が1日14便も運行されていますので、 思い立ったら気軽に行くことができ、約1時間で到着します。 またマイカーやレンタカーでも札幌市街からは国道230号を道なりに進みますと、 小金湯温泉、定山渓温泉、豊平峡温泉へ迷うことなくたどり着くことができます。 日帰り入浴を行っているホテルや旅館も多いですので、気軽に札幌の奥座敷を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【外部リンク・定山渓観光協会】https://jozankei.jp/

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