全国有数の港町! 釧路のグルメをご紹介

写真/ピクスタ

釧路といえば北海道ではトップ、全国でも有数の水揚量を誇る漁業の街です。 新鮮な魚介類を味わうグルメが有名なほか、魚介類以外にも名物があります。 今回は釧路の名物グルメをご紹介します。

1.炉端焼き

炉端焼き(イメージ) 写真/ピクスタ

炉端焼きは仙台にあった「炉ばた」という店が発祥で、当初は野菜をだけを焼いていたようです。 その後、のれん分けを許された弟子が釧路で「炉ばた」を開店して特産品の海産物を炉端焼きで提供するようになり、 その釧路流のスタイルが広まっていきました。 現在では炉端焼きのお店は釧路市内に100店舗以上あるともいわれるほどの名物となりました。

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幣舞橋のたもとにある商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」には例年6月~10月ころの期間限定で 屋外で地元の魚介類を豪快に炭火焼で楽しめる「岸壁炉ばた(がんぺきろばた)」 が開かれ多くの観光客でにぎわいます。

施設名 釧路フィッシャーマンズワーフMOO
住所 〒085-0016 釧路市錦町2丁目4
期間 例年6月~10月まで ※2020年は6月12日(金)~10月31日(土)でした
営業時間 岸壁炉ばた 17:00~21:00
※強風時、高潮警報発令時等は臨時休業・臨時閉店の場合あり
その他施設の営業時間は公式HPをご確認ください。
HP https://www.moo946.com/index.html

2.勝手丼(海鮮丼)

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白いご飯の上に新鮮な海鮮を好き勝手に自分で乗せて自由に作る「勝手丼」スタイルの海鮮丼は、 今や道内の多くのホテルの朝食などで提供されて人気になっていますが、実は釧路が元祖です。 「釧路和商市場」で夏に訪れるライダーたちに魚介の切り身を安く提供したのが始まりで、 現在では釧路名物として多くの観光客に人気です。

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和商市場の勝手丼の楽しみ方は簡単。まず、市場内の総菜屋でご飯を買います。 そして、鮮魚店で勝手丼用に切り身や量り売りされているネタを自由に選んで購入して乗っけます。 最後にお店の人に醤油をかけてもらえば完成。港町なのでネタはどれも鮮度抜群! 季節によって様々な旬なネタを味わえるほか、カニ汁や漬物などご飯のお供も市場内のお店で揃います。

施設名 釧路和商市場
住所 〒085-0018 釧路市黒金町13丁目25
営業時間 4月~12月  8:00~18:00 (日曜日は 16:00まで)
       1月~3月  8:00~17:00 (日曜定休)
       ※月によって変更の場合あり
HP https://www.washoichiba.com/

3.釧路ラーメン

写真:銀龍 醤油ラーメン (撮影者:Nontan2000 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ginryuu.jpg)

北海道三大ラーメンといえば、味噌味の「札幌ラーメン」、醤油味の「旭川ラーメン」、 塩味の「函館ラーメン」が有名ですが、釧路ラーメンはそれらに次ぐ第四の勢力といわれています。 釧路ラーメンはカツオベースのあっさりした醤油味のスープと極細の縮れ麺が特徴で、 シンプルゆえに何度食べても飽きが来ないのが魅力です。 特に極細の縮れ麺というのは、ほかの地域では珍しく釧路ラーメン最大の特徴といえますが、 その由来は諸説あります。 せっかちな漁師たちに早くラーメンを提供するために麺を細くして茹で上げ時間を短くしたからと言う説や 釧路ラーメンのルーツといわれる「支那そば」が細麺なのでその流れを汲んだからという説がありますが、 さっぱりしたスープに合うように作り上げていった結果細麺になったという説が有力といわれています。 「旭川ラーメン」も同じ醤油味ですが、旭川ラーメンは海鮮と豚骨・鶏がらを合わせた Wスープにラードを入れた油が多めなスープが特徴で、あっさりの釧路ラーメンとは真逆といえます。

4.ザンギ

南蛮酊のザンタレ 写真/ピクスタ

北海道では一般的にから揚げのことを「ザンギ」と呼びます。 そして、その北海道の「ザンギ」は釧路が発祥と言われています。 釧路市の「鳥松」というお店が、ブロイラー(ニワトリ)を1羽丸ごとぶつ切りにして揚げたから揚げに「ザンギ」と名付けてメニューに出したのが始まりです。 中華料理の「炸鶏(ザーチー、ザーギー、ジャージーと発音)」のあいだに縁起を担ぐために「運(ン)」を入れて 「ザンギ」と名付けたのが由来となっています。 それが徐々に広まり多くの人に親しまれるようになって、現在では釧路の多くの店でそれぞれが工夫を凝らしたザンギを提供しています。 また、「南蛮酊」という店が発祥でザンギに甘酢だれをかけて食べる「ザンタレ」など、 ザンギから派生したメニューも人気があります。

5.釧路へのアクセス

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飛行機利用の場合は東京の羽田空港から釧路空港まで約1時間45分、 釧路空港から中心部までは自家用車で約30分、路線バス利用なら途中の停留所が多いので自家用車よりも少々時間がかかり約50分。
札幌からは、JRの特急列車で約4時間~4時間30分、都市間バスで約5時間の道のりです。 自家用車・レンタカーなら高速道路利用で約4時間ですが、300km以上ある長距離なので適度に休憩をとり、無理せず運転しましょう。

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