画像素材:ピクスタ
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北海道の東部に位置する阿寒湖は道東エリアを代表する観光地として知られています。 豊かな自然や情緒漂う温泉街、伝統的なアイヌ文化など見どころがたくさん! 今回はそんな魅力たっぷりの阿寒湖をご紹介♪初めての方は必見です!
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阿寒湖は火山活動によってできたカルデラ湖です。周囲は約26kmで、淡水湖として は北海道で5番目に大きい湖です。また、ラムサール条約登録湿地にも指定されており 全域が阿寒摩周国立公園にも含まれる自然豊かなエリアです。
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遊覧船が運航されており、湖を一周するのには約1時間弱かかります。湖上には4つの島 (大島、小島、ヤイタイ島、チュウルイ島)があり、そのうちマリモの展示観察センターがあ るチュウルイ島へは遊覧船で訪れることができます。(湖面が結氷する冬季は運行されません)
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阿寒湖といえば“マリモ”が有名です。マリモは水中に生育する藻の仲間で、陸上の植物 と同様に光合成をして育つ生物です。北半球を中心に世界50か所以上で生息が確認されてい ますが、そのほとんどが岩に付着するものや、綿くず状の小さなものです。一方で、阿寒湖 に生息するマリモは球状で、大きさも直径15cmを超えるものが多数群生していて世界的に も大変貴重で、国の特別天然記念物にも指定されています。マリモが球状に成長するために は地形や気象条件などの様々な要因が必要で、それらがすべて揃う阿寒湖はまさに奇跡の 環境といえます。
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マリモの群生地は環境省の特別保護区に指定されているため、湖に潜って見ることはで
きませんが、温泉街にある“阿寒湖畔エコミュージアムセンター”と遊覧船に乗って訪れるこ
とができるチュウルイ島の“マリモ展示観察センター”の2か所で実際に間近でマリモを観
察できます。(マリモ展示観察センターは遊覧船運航期間のみの営業)
ちなみに、温泉街のお土産屋さんで瓶に入ったマリモがお土産用として売られています
が、あれは別の湖から採ってきた丸くないマリモを人工的に丸めたもので、阿寒湖のマリモ
ではありません。阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物に指定されているため許可なく採
取することが禁じられていますので絶対に採ったりしないようにしましょう!
あかん遊久の里 鶴雅 露天風呂 画像出典:Wikipedia(パブリック・ドメイン)
阿寒湖畔は北海道有数の温泉地で、古くは周辺に住むアイヌの人びとに利用されて
いました。明治時代ころに旅館ができ始め、現在では多くのホテルや旅館が軒を連ねています。
多くの施設で日帰り入浴の営業もしているほか、温泉街には手湯や足湯が点在しており身近な
ところで温泉を楽しむことができます。
泉質は単純温泉(中性低張性温泉)が多く、無臭・無色透明で低刺激なので肌にもやさしく
湯疲れもしにくいのが特徴です。
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阿寒湖畔には古くからアイヌの人びとが暮らしており、現在でも“阿寒湖アイヌコタン”と
して36戸・120名が暮らす集落があります。伝統的なアイヌ古式舞踊などを鑑賞できる「阿
寒湖アイヌシアター イコロ」や、昔のアイヌの民家ポンチセを再現し当時の生活用具や衣、
装を展示する「アイヌ生活記念館」のほか、買い物やアイヌ料理が楽しめる民芸品店や飲食
店もあります。
アイヌコタンは22:00ころまで開いているので、ホテルや旅館で夕食をとった後に散策
してみるのもアリです。
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真冬の12月~2月は昼間でも気温が氷点下を下回ることも珍しくはありません。朝の最
低気温では-20℃くらいまで冷え込むこともあります。外に出るときはダウンジャケットや
厚手のコート、手袋などの防寒装備は必須です。一方で北海道では室内の暖房が強めな場合
が多いので、重ね着など調節しやすい服装がおすすめです。
3月頃には最高気温が0℃~5℃くらいになる日もあります。
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4月には最高気温が10℃を超える日も出始め、5月~6月には日中の平均気温が10℃以
上になります。6月からは最高気温が20℃前後になる日もありますが、朝・晩はまだ肌寒
い日も。
7月から9月には本格的に夏を迎え、連日20℃以上にな半袖でも過ごせますが、悪天候
時や朝・晩には肌寒く感じることもあるため上から羽織れる長袖の服を持参するのがおす
すめです。
10月からは最低気温が5℃を下回る日もあり、コートが必要になってきます。
11月からはさらに気温が下がり、雪が降り始めます。
阿寒湖の魅力を感じていただけましたでしょうか。少しでも興味が湧いたなら、ぜひ実際 に一度訪れてみてください。
住所 | 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉 |
交通 |
JR釧路駅から車で約1時間30分、釧路空港から車で約1時間。 路線バス・釧路駅前、釧路空港から阿寒湖温泉まで路線バス(阿寒バス・阿寒線)が運行されています。 時間:釧路駅前から約2時間、釧路空港から約1時間10分 料金:釧路駅前から大人2,750円、釧路空港から大人2,190円 阿寒バスHP:http://www.akanbus.co.jp/sightse/ |
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目次
1. 阿寒湖ってどんな湖?
2. 阿寒湖といえば”マリモ”
3. 温泉でリフレッシュ♪
4. 伝統的なアイヌ文化にも注目
5. 気候・服装の目安