金沢の兼六園、岡山の後楽園と共に「日本三大名園」のひとつに数えられている『偕楽園(かいらくえん)』は、江戸時代水戸藩9代目藩主徳川斉昭(なりあき)によって造園されました。
園内には100種3,000本の梅が植えられており、梅の名所として知られている他、毎年7月には打ち上げ数約7,000発の水戸黄門まつり水戸偕楽園花火大会も開かれています。
偕楽園の園内の見どころやイベントを一挙にご紹介します!
金沢の兼六園、岡山の後楽園と共に「日本三大名園」のひとつに数えられている『偕楽園(かいらくえん)』は、江戸時代水戸藩9代目藩主徳川斉昭(なりあき)によって造園されました。
園内には100種3,000本の梅が植えられており、梅の名所として知られている他、毎年7月には打ち上げ数約7,000発の水戸黄門まつり水戸偕楽園花火大会も開かれています。
偕楽園の園内の見どころやイベントを一挙にご紹介します!
徳川斉昭・慶喜像(千波公園内) 写真/PIXTA
水戸藩9代目藩主徳川斉昭によって千波湖に臨む七面山を切り開き、作られました。
文武修行の場「弘道館」と、修行の余暇で心身を休める場の『偕楽園』は相互に保管しあう一対の教育施設として創設されました。
『偕楽園』の名前には「領内の民と偕(とも)に楽しむ場所にしたいと」いう斉昭の願いが込められています。斉彬のこの愛民精神により、江戸時代当初から毎月「三」と「八」が付く日には領民にも開放されていました。
その精神を受け継ぎ、日本三大名園の内、偕楽園だけは入園料が無料でしたが、2019年より茨城県民のみが入場無料となりました。
休園日 | 年中無休 |
開園時間 | 2/20~9/30 6:00~19:00 10/1~2/19 7:00~18:00 |
入園料 | 大人300円、子供150円、満70歳以上150円 ※梅まつり期間を除いて茨城県民は無料 |
写真/PIXTA
約100種、3,000本の梅が植えられ、早春には花見客でにぎわいます。
深紅のキリシマツツジが見ごろ。
11月半ばから紅葉のベストシーズンが訪れます。「偕楽園もみじ谷」では約170本のもみじの紅葉を楽しむ事ができます。
11月上旬には日没から21時までライトアップを行っています。
好文亭 写真/PIXTA
偕楽園を見学するには、「好文亭表門から入り陰から陽へめぐるルート」がおすすめです。
徳川斉昭は、「世の中はすべて相反するものの調和のもとで動いている」と考えていました。
日頃の忙しさから解放されて、幽遠閑寂な陰の世界で心を落ち着かせ休息をとり、その後現れる陽の世界では詩歌を詠んだり酒を飲んだりして楽しむことでバランスを取るという考えだそうで、ここでは陰陽の考えに沿ってに見学ルートをご紹介します。
偕楽園の正門。別名黒門とも呼ばれます。松のすすと柿の渋で仕上げたシックな黒が美しい門です。
好文亭表門を入ってすぐ裏にあるのこちらの竹林。
好文亭表門のすぐ近くに広がる数千本の孟宗竹の竹林。弓の材料にするために、京都の男山八幡宮から移植したのがはじまりです。
常陸太田市の真弓山から運ばれて来た直径2メートルの寒水石(大理石)の井筒からから清水が湧き出ています。
江戸末期にはこの水を好文亭内の茶室でも使ったそうです。
徳川斉昭が別邸として造った建物。木造2層3階建ての本体と木造平屋建ての奥御殿からなる伝統建築。
「好文亭」は梅の異名「好文木」に由来しています。
3階の「楽寿楼」からは東南西3面から庭園と仙波湖を眺める事ができます。
開亭時間 | 2/20~9/30 9:00~17:00 10/1~2/19 9:00~16:30 |
休亭日 | 12/29~12/31 |
入場料 | 大人190円、小・中学生100円 |
ルートの最後は梅林。約100品種3,000本の梅が植えられています。
水戸偕楽園花火大会 写真/PIXTA
偕楽園と弘道館を会場に開かれ、キャンドルライトを使って梅をライトアップする夜梅会や茶会など、様々な催し物が行われています。
2021年度の梅祭り期間中は、チームラボが「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行っています。
会期 | 2021年3月1日(月)~3月31日(水) |
時間 | 18:00~20:30(最終入園20:00) |
出入口 | 東門・叶玉泉料金所 |
7月の水戸偕楽園花火大会と8月の本祭2日間の3日にわたって行われるイベント。
花火大会では7,000発の花火が打ち上げられ、本祭ではカーニバルや神輿、山車巡業が行われます。
毎年7月に行われる花火大会。尺玉、創造花火など千波湖から約7,000発の花火が打ち上げられます。クライマックスの特大ミュージックスターマインは必見です。
開催日 | 2021年度未定 |
打ち上げ数 | 7,000発 |
開始時間 | 2021年度未定 |
写真/PIXTA
〇公共交通機関
・JR常磐線「偕楽園駅」よりすぐ。(梅まつり期間中のみ開設)
・JR常磐線・水郡線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「水戸駅」北口4番のりばより関東鉄道バス「偕楽園」行きバスで「偕楽園バス停」下車。(約15分/大人240円)
※東京駅より水戸駅まで特急ひたち号で72分。
〇マイカー・レンタカー
・常磐自動車道「水戸IC」より国道50号線経由で約20分。
(首都高速6号向島線「箱崎JCT」より約90分)
〇日帰りバスツアー
「自分で行くのは大変」という方には日帰りバスツアーもオススメです。バスツアーなら一日で効率よく観光地をめぐる事ができます!
施設名 | 偕楽園 |
住所 | 〒310-0912 茨城県水戸市見川1-1251 |
TEL | 029-244-5454 |
公式HP | https://ibaraki-kairakuen.jp/ |
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目次
1. 偕楽園の歴史と概要
2. 偕楽園の四季
3. 偕楽園の見どころ~陰から陽へめぐるルート~
4. 偕楽園のイベント~梅まつりから水戸偕楽園花火大会まで~
5. 偕楽園へのアクセスと基本情報