『成田山新勝寺』は千葉県成田市成田にある真言宗智山派のお寺です。
平安時代中期の940年に開山したと伝えられています。関東屈指の参拝者を誇っており、社寺としては明治神宮に次ぐ全国第二位。寺院に限ると全国第一位の参拝客を誇ります。
参道には老舗の鰻屋さんも並んでおり、お参りの後の食事も楽しみのひとつ。ここでは、成田山新勝寺の歴史や見所、成田山グルメをご紹介します!
『成田山新勝寺』は千葉県成田市成田にある真言宗智山派のお寺です。
平安時代中期の940年に開山したと伝えられています。関東屈指の参拝者を誇っており、社寺としては明治神宮に次ぐ全国第二位。寺院に限ると全国第一位の参拝客を誇ります。
参道には老舗の鰻屋さんも並んでおり、お参りの後の食事も楽しみのひとつ。ここでは、成田山新勝寺の歴史や見所、成田山グルメをご紹介します!
写真/PIXTA
成田山新勝寺は平安時代中期に起こった平将門の乱に由来します。朝廷は乱の制圧の祈願を大寺社や密教僧に命じます。939年に寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)も天皇の勅命を受け、京都の神護寺の空海作の不動明像を報じて下総国公津ケ原へ入り、この地に朝敵調伏を旨とする不動護摩供を奉納しました。
その後、しばらくして平将門が流れ矢にあたり、戦死します。天皇はこれを不動明王の霊験と喜びました。寛朝が京に帰ろうとしても不動明王が動かなかった事から、公津ヶ原にて東国鎮護の霊場を拓くべきとの考えのもと、寛朝に開山させました。これが、成田山新勝寺のはじまりと言われています。
1566年に成田村一七軒名主が不動明王像を背負って遷座。伽藍が建立された場所が、現在の成田市並木町にある「不動塚」周辺と伝えられ、成田山発祥の地と言われています。その後は戦国期の混乱の中で荒廃し、江戸時代までは寂れ寺となっていました。
江戸時代に入り、世情が落ち着くと伽藍が再建・整備され、江戸から近い事もあって参拝客が増えます。また、初代市川團十郎が後継ぎに恵まれず、成田山で子授け祈願をしたところ、待望の長男を授かり、不動明王をテーマにした歌舞伎をたびたび上演、屋号も「成田屋」とした事もあり、更に成田山詣でが盛んになります。
戦時中には「身代わり札」が「鉄砲玉から身を守る札」として人気を集めます。
1964年には本尊として安置されている不動明王及二童子像が重要文化財に認定され、2018年には開基1080年を迎えました。
額堂 写真/PIXTA
2007年に完成したケヤキ作りの総門。総門は世界最古の会社「金剛組」の宮大工によって建立されました。
江戸時代に建立された門。国の重要文化財に指定されています。門の中央には「魚がし」と書かれた大提灯が飾られています。こちらは昭和43年に築地の旦那衆から奉納されたものだとか。
1968年建立。毎日かかさず護摩祈祷が行われている成田山新勝寺の中心の場所。
1712年に造られたもの。国の重要文化財に指定されています。十六羅漢像の彫刻がほどこされています。
成田山新勝寺のかつての本堂だった場所。厄除けしたい方はこちらにお参りするのがおススメです。
「額堂」とは、絵馬や奉納額を掲げる建物のこと。江戸時代に奉納された額や彫刻を見る事ができます。お堂の中には成田屋の屋号で知られる七代目市川團十郎の石像が飾られています。
出世運、仕事運アップにはこちらの出世稲荷。ご本尊の「荼枳尼天(だきにてん)」は江戸時代に、佐倉藩主の稲葉正通が寄進したと伝えられています。商売繁盛、開運成就、火伏せのご利益があると言われています。
恋愛運アップには光明寺。煩悩を悟りに変えて、悟りの境地まで導いてくれる力を持つと言われる愛染明王を祀っています。
写経イメージ 写真/PIXTA
平和大塔霊光堂で体験できます。薄く印刷された経文を上からなぞる体験で、気軽に写経に挑戦できます。
料金 | 般若心経2,000円、御宝号1,000円 |
所要時間 | 般若心経 約60分、御宝号 約15分 |
体験可能な時間帯 | 8:00~16:00(受付は15:00まで)予約は不要 |
御護木という特別な薪を焚き上げて、願いごとの成就を祈る儀式を「御護摩」といいます。
御護摩の申込をすると、願いごとを書いた御護摩札を火で清めて祈願をしていただけます。
御護摩祈願の際には「御火加地(おひかじ)」も行われます。「御火加地」はバッグやお財布など身の回りの持ち物に御護摩の火をあて、お不動様のご利益をいただくこと。「御火加地」はその場で受け付けてくれます。
御護摩料 | 特別大護摩料 | 3万円、5万円、10万円以上 |
御護摩料 | 5千円、1万円、2万円 | |
時間 | 季節によって変わります。HPにてご確認ください。 |
食事イメージ 写真/PIXTA
JR成田駅の駅前から成田山新勝寺まで約800mの表参道が続いています。ここは江戸時代から門前町として栄えている場所で、現在も数多くの店が建ち並んでいます。特筆すべきはうなぎ屋さんの数。利根川と印旛沼に挟まれた成田は昔からウナギの産地でしたが、江戸時代からの成田山参拝人気と、平賀源内推奨の「土用の丑の日」で、参道にうなぎ屋さんが軒を連ねる様になったとか。
総門のすぐ近くにある成田山参道にあるうなぎ屋の中でも特に人気のお店。代々受け継がれたタレは下総醤油を使用した甘さ控えめの上品な味。
行列必至のお店ですが、整理券を配っているので、先にもらってから参拝するとほぼ待ち時間なしで店内に入る事がでできます。
住所 | 〒286-0027 千葉県成田市仲町359 |
TEL | 0476-22-1133 |
営業時間 | 10:00~16:30(ラストオーダー) |
定休日 | 木曜日 |
アクセス | 新勝寺総門より徒歩1分 JR成田線「成田駅」・京成本線「京成成田駅」参道口より徒歩13分 |
備考 | 予約不可 |
公式HP | https://www.surugaya-unagi.net/ |
美しい庭園のある隠れ家的な甘味処。一年中を通してかき氷のメニューもあります。
住所 | 〒286-0027 千葉県成田市仲町386-2 |
TEL | 0476-22-2147 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日(1月、5月、9月は無休) |
アクセス | 新勝寺総門より徒歩3分 JR成田線「成田駅」・京成本線「京成成田駅」参道口より徒歩10分 |
備考 | 予約不可 |
看板商品のエクレアが絶品ともっぱらの評判。ざくざくの生地と濃厚ショコラが評判です。
住所 | 〒286-0033 千葉県成田市花崎町533 成田屋テナント1階 |
TEL | 0476-36-8550 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 日曜日、月曜日 |
アクセス | 新勝寺総門より徒歩11分 JR成田線「成田駅」・京成本線「京成成田駅」参道口より徒歩3分 |
中に餡とほっくり煮たピーナッツが入っているぴーなっつ最中や、栗ようかんなど千葉を代表する銘菓を扱っています。お土産は是非ここで。
住所 | 【総本店】〒286-0032 千葉県成田市上町500 【JR成田駅前店】〒286-0033 千葉県成田市花崎町828-11 スカイタウン成田1階 |
TEL | 【総本店】0476-22-1661 【JR成田駅前店】0476-20-0753 |
営業時間 | 【総本店】8:00~18:00 【JR成田駅前店】9:00~21:00 |
定休日 | 【総本店】年中無休 【JR成田駅前店】年中無休(ビルメンテナンス日を除く) |
アクセス | 【総本店】新勝寺総門より徒歩7分 【JR成田駅前店】JR成田線「成田駅」参道口より徒歩1分 |
公式HP | https://www.nagomi-yoneya.co.jp/ |
写真/PIXTA
〇公共交通機関
・JR成田線「成田駅」参道口より徒歩17分。(東京駅より75分、千葉駅より30分)
・京成本線「京成成田駅」参道口より徒歩17分。(京成上野駅より64分、羽田空港より青砥乗り換えで101分)
〇公共交通機関
・東関東自動車道「冨里IC」より約15分。
(首都高速7号小松川線「箱崎JCT」より京葉道路経由で約60分、東関東自動車道「湾岸千葉IC」より約35分)
〇日帰りバスツアー
「自分で行くのは大変」という方には日帰りバスツアーもオススメです。バスツアーなら一日で効率よく観光地をめぐる事ができます!
施設名 | 成田山新勝寺 |
住所 | 〒286-0023 千葉県成田市成田1 |
TEL | 0476-222-111 |
開門時間 | 終日(受付時間/8:00~16:00) ※境内は24時間開放 |
拝観料 | 無料 |
公式HP | https://www.naritasan.or.jp/ |
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おすすめの旅行情報や旬のイベントなど、今までの経験をいかし情報提供。旅を少しでも楽しくお過ごしいただくための
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目次
1. 成田山新勝寺の歴史~平将門から成田屋、開基1080年まで~
2. 成田山新勝寺の見所
3. 成田山新勝寺のおススメ仏教体験
4. 成田山のおススメ表参道グルメ4選~うなぎからぴーなっつ最中まで~
5. 成田山新勝寺へのアクセスと基本情報