「もんじゃ焼き」とは、小麦粉を水で溶いて味付けをし、様々な具材と共に鉄板で焼いた物。江戸時代の浅草で生まれたこの食べ物は、月島の駄菓子屋で現在に近い形に進化しました。現在では、月島に100店舗、浅草に60店舗もんじゃの店があると言われています。
ここではもんじゃの歴史や、おいしいもんじゃの焼き方、おススメ具材、おススメのお店を一挙ご紹介！

食事イメージ　写真/PIXTA

『もんじゃ焼き』のルーツは江戸時代にまで遡ります。江戸時代に小麦粉を水で溶いた物を鉄板の上で文字や絵を描いて焼く「文字（もんじ）焼き」が生まれます。もんじやきがなまってもんじゃ焼きになったといわれています。
現在食べられているもんじゃの形になったのは月島の駄菓子屋から。駄菓子屋に置かれた鉄板で、小麦粉を溶いて薄く焼いた物に醤油や蜜をつけて子供たち食べさせたのが、今のもんじゃのはじまりだと言われています。まさに月島はもんじゃの発祥地と言えるでしょう。
今では、月島は「もんじゃの街」と言われ、月島西仲通り商店街（通称「もんじゃストリート」）にはもんじゃ焼きのお店が80店舗以上も軒を連ね、年間を通して多くの観光客が訪れます。

食事イメージ　写真/PIXTA

「月島もんじゃ振興会協同組合」が公式のページでもんじゃの美味しい作り方の動画をアップしています。それによると以下の手順となります。

1.具をきざみながら炒める

へらで細かく切りながら炒めるのがコツ。具を細かくする事で、具材のキャベツから甘みがよく出ます。

2.土手を作る

キャベツがしんなりして来たら、ドーナツ状の土手を作ります。

3.生地を入れる

土手の真ん中に生地を流し入れます。

4.仕上げ

全体の形を整えながら広げて行きます。表面がぷつぷつとして来たら出来上がり。小さいへらで焦がしながらお召し上がりください。

食事イメージ　写真/PIXTA

最初から具材のセット内容が決まってるもんじゃもありますが、具材を自分で選んでオリジナルのマイもんじゃを作る事も可能です。お店によって注文できる具材の種類が違うので、色々挑戦して自分のマイベストを見つけるのも楽しみのひとつです。

おススメ1位：明太子

ぷちぷちした食感がたまらない明太子。明太子から出た出汁がもんじゃに絡んで味に深みが出ます。

おすすめ2位：チーズ

明太子×チーズ、餅×チーズ、キムチ×チーズなど、どの組み合わせでもはまってしまう、超定番具材。

おすすめ3位：餅

餅を入れるともんじゃの食感が変わります。食感と満腹感を求めて入れる方も多い様です。

おすすめ4位：ベビースター

味だけでなく食感も楽しめる人気の具材。

もんじゃ焼き屋イメージ　写真/PIXTA

もんじゃ近どう本店

創業昭和25年。月島最古の老舗もんじゃ店です。昔からの味を頑固に守り続けています。

もんじゃ蔵

メディアでも紹介される事の多い有名店。特製のクリームソースが絶品のお店です。

もんじゃ焼きいろは本店

創業昭和30年。長く愛されて来た老舗もんじゃ店です。

屋形船イメージ　写真/PIXTA

せっかくもんじゃを食べるのだから、いつもとは違うロケーションで食べたいという人には「もんじゃ屋形船」がおススメ。ここで紹介するもんじゃ屋形船はお台場コースと隅田川コースの2つの運行ルートがあり、食事のメニューも「元祖月島もんじゃ」と「海鮮もんじゃ」の2種類から選択可能。しかも食べ放題飲み放題！水辺の風景を楽しみながら1ランク上のもんじゃを楽しめます。

お台場コース

豊洲方面から、レインボーブリッジやフジテレビ本社ビルのあるお台場へ行くコース。

隅田川コース

料金

問い合わせ先

03-6276-9963　江戸前汽船株式会社

写真/PIXTA

〇公共交通機関
・東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線「月島駅」7番出口よりすぐ。

〇駐車場
・各店舗に駐車場はないので、近隣の私営の駐車場を探して留め置く事になります。