瀬戸内アートめぐりの旅-香川ツアー特集|中国・四国ツアーのクラブゲッツ



直島アート作品・豊島アート作品・男木島アート作品 イメージ
本州の西、山陽と四国の間に広がる「瀬戸内」の島々には、その海と独特の風景を生かしたアート作品の数々が生まれ、
近年、世界でも有名な現代アートの聖地となりつつあります。美しい海と島、現代アートの「美」をめぐる旅はいかがでしょうか。
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瀬戸内のアートめぐりツアー

只今準備中です。

アートの聖地・瀬戸内について

無数の小島が連なる「瀬戸内」の島々。
その美しい海と自然は多くの芸術家たちにインスピレーションを与え、風景を生かした数多くのアート作品を生み出しました。
アートの波は2010年の「瀬戸内国際芸術祭」で島々に広がり、近年では美術館も多く建ち、ART SETOUCHI―海を渡り、アートを訪ね歩く、新しい「美」の観光地として注目されています。
「瀬戸内国際芸術祭」ホームページ(外部サイト)≫

【香川県から各島へのアクセス】

・高松港⇔直島(宮浦港)
フェリー:高松⇒宮浦(約50分) 宮浦⇒高松(約60分)
「四国汽船」ホームページ(外部サイト)≫
・高松港⇔豊島(家浦港)
高速旅客船:高松⇒家浦(約35分) 家浦⇒高松(約35分)
「豊島フェリー」ホームページ(外部サイト)≫
・高松港⇔女木島⇔男木島
フェリー:高松⇔女木島(約20分) 女木島⇔男木島(約20分)
「雌雄島海運」時刻表(外部サイト)≫
・宇野港⇔豊島(家浦港)⇔小豆島(土庄)
フェリー:宇野⇔豊島(約40分) 豊島⇒土庄(約50分)
「小豆島フェリー」ホームページ(外部サイト)≫

瀬戸内のアートスポットのご紹介

直島(なおしま)の美術館、見どころ

幕末から明治にかけては芝居がさかんに行われ、現在でも女性だけの人形浄瑠璃「直島女文楽」がその伝統を受け継いでいる「直島」
近年では ベネッセハウスミュージアムをはじめとする3つの美術館が設立され、また古い家屋を改修し、
アーティストが家の空間そのものを作品化した「家プロジェクト」などで、アートの聖地として国内外から注目されています。

■地中美術館
地中美術館は、直島の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設された美術館。 安藤忠雄設計のもと、「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。
直島の南側に位置し、地下でありながら自然光が降り注ぎ、季節や時間帯により作品や空間の表情が刻々と変わり、建物全体が大きな美術作品といえます。
館内にはクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が恒久設置されています。

【地中美術館 施設情報】
所在地:〒761-3110 香川郡直島町3449-1 TEL:087-892-3755
開園時間:10:00~17:00(最終入館16:00)/11月~2月
※3月~9月は18:00まで(最終入館17:00)
観賞料金:¥2,060 (15歳以下無料) *年間パスポートあり
休館日:月曜(ただし祝日は開館、翌日休館)
※地中美術館は2018年8月1日より予約制になりました。

■ベネッセハウスミュージアム
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として、安藤忠雄の設計で1992年に開館しました。
美術館部分にあたる「ミュージアム」は外に向かって大きく開かれた構造をもち、室内にいても常に外部の自然を感じることができます。
作品は館内のいたるところに設置され、施設をとりまく海岸線や林の中にも点在しています。館内を鑑賞するだけでなく、瀬戸内の豊かな自然があふれる周辺を散策しながら思わぬ作品に出会うことも楽しみ方の一つです。

【ベネッセハウスミュージアム 施設情報】
所在地:〒761-3110 香川県香川郡直島町琴弾地
TEL:087-892-3223
開園時間:8:00~21:00 (最終入館20:00)
観賞料金:1,030円 (15歳以下無料)
休館日:年中無休


■李禹煥(リ ウファン)美術館

現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。
海と山に囲まれた谷間に位置するこの美術館は、自然と建物と作品とが呼応しながら、モノにあふれる社会の中で、我々の原点を見つめ、静かに思索する時間を与えてくれます。

【李禹煥美術館 施設情報】
所在地:〒761-3110 香川県香川郡直島町字倉浦1390   TEL:087-892-3754
開園時間:10:00~17:00(最終入館16:30)/11月~2月
※3月~9月は18:00まで(最終入館17:30)
観賞料金:¥1,030 (15歳以下無料) *年間パスポートあり
休館日:月曜(ただし祝日は開館、翌日休館)

■家プロジェクト
直島・本村地区において展開するアートプロジェクト。 1998年に宮島達男による「角屋」に始まり、現在では7軒が公開されています。
現在も生活が営まれる地域で、点在していた古い家屋などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されています。

【家プロジェクト 施設情報】
所在地:〒761-3110 香川県香川郡直島町本村地区
TEL: 087-892-3223(ベネッセハウス)
開園時間:10:00~16:30 ※護王神社の本殿と拝殿は、自由に見学、参拝可能
観賞料金:共通チケット1,030円 (15歳以下無料、「きんざ」を除く6軒の鑑賞可能)
休館日:月曜(ただし祝日は開館、翌日休館)


【直島のその他の見どころ】
アーティスト・大竹伸朗が手がける『直島銭湯 「Iアイラブユ湯(アイラヴユ)」』は、実際に入浴できるユニークな美術施設。外観はもちろん、浴槽、風呂絵、モザイク画、トイレの陶器にいたるまで大竹伸朗の世界が反映されています。美術めぐりの途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
詳細「ベネッセアートサイト直島」(外部サイト)≫

豊島(てしま)のアート作品、見どころ

縄文時代の遺跡が点在し、棚田が広がる「豊島」。 瀬戸内の島々のほぼ中央に位置し、標高339メートルの「壇山」の頂上からは瀬戸内の島々を一望できます。海山の幸にも恵まれ、食に関わるプロジェクトも始まっています。各作品の詳細:「瀬戸内国際芸術祭」ホームページ(外部サイト)≫

ピピロッティ・リスト「あなたの最初の色(私の頭の中の解[ソリューション]―私の胃の中の溶液[ソリューション])」
ピピロッティ・リスト「あなたの最初の色(私の頭の中の解[ソリューション]―私の胃の中の溶液[ソリューション])」撮影:中村脩
トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする(日本フランチャイズ・バージョン」
トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする(日本フランチャイズ・バージョン」撮影:中村脩

安部良「島キッチン」
安部良「島キッチン」 撮影:中村脩
塩田千春「遠い記憶」撮影:中村脩
塩田千春「遠い記憶」撮影:中村脩

青木野枝「空の粒子/唐櫃」 撮影:中村脩
青木野枝「空の粒子/唐櫃」 撮影:中村脩

【豊島のその他の見どころ】
瀬戸内海を望む小高い丘に建つ、アーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」は、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。
他にクリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ(Les Archives du coeur)」は、豊島唐櫃(からと)地区の瀬戸内海に面した松林の中にひっそりと建つ小さな美術館。 ここでは、世界中の人々の心臓音を集めて心臓の鼓動に連動して電球が明滅するインスタレーションを展示し、訪れる方々一人ひとりが、自分自身を発見することをテーマにしたユニークな空間です。
詳細「ベネッセアートサイト直島」(外部サイト)≫

男木島(おぎじま)のアート作品、見どころ

「女木島」と合わせて雌雄島を成す「男木島」。平地が少なく、急な斜面に集落が密集し、迷路のような路地がめぐる景観が特徴的です。この独特の景観を生かした屋内・屋外のアート作品が、宝物のように点在しています。各作品の詳細:「瀬戸内国際芸術祭」ホームページ(外部サイト)≫

ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」
ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」 撮影:中村脩

谷口智子「オルガン」
谷口智子「オルガン」撮影:中村脩
高橋治希「SEA VINE」
高橋治希「SEA VINE」撮影:中村脩

眞壁陸二「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」
眞壁陸二「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」
撮影:中村脩
男木島
男木島 撮影:中村脩

【男木島の歩き方・見どころ】
移動は徒歩のみ。ほとんどが坂道なので、歩きやすい靴で。
男木港を降りると、正面にジャウメ・プレンサの交流館が見えます。そこから路地へ入ると、宝探しの気分で散策できます。道に迷ったら、てっぺんに見える豊玉姫神社を目指すと便利です。 また、庵治石の石積みでできた男木島灯台は、夕陽が美しいスポットとして有名です。

女木島(めぎじま)のアート作品、見どころ

桃太郎伝説の舞台とされる「鬼ヶ島洞窟」や、快水浴場百選に選定されている海水浴場などで観光客を集める「女木島」。防風防潮用に集落の周りに築かれた高い塀「オオテ」のある景観が特徴的です。各作品の詳細:「瀬戸内国際芸術祭」ホームページ(外部サイト)≫

禿鷹墳上「20世紀の回想」
禿鷹墳上「20世紀の回想」 撮影:中村脩
レアンドロ・エルリッヒ「不在の存在」
レアンドロ・エルリッヒ「不在の存在」撮影:中村脩

木村崇人「カモメの駐車場」
木村崇人「カモメの駐車場」撮影:中村脩
サンジャ・サソ「鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利」
サンジャ・サソ「鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利」 撮影:中村脩

【女木島の歩き方・見どころ】
女木港付近の集落では、レアンドロ・エルリッヒをはじめとする作品が見られます。
「 鬼の洞窟」へは、船の発着に合わせて運行しているバスを使うのが便利。「桃太郎」に登場する鬼が住んでいたという伝説の洞窟を探検しながら、サンジャ・サソ作品を見学しましょう。
時間と体力に余裕があれば、女木島灯台までのハイキングコースがおすすめです。少しハードながら、瀬戸内海を一望する眺めは抜群!